どんなビジネスをするにしても、リサーチは必須。リサーチが上手な人は、成果を出すことができるし、下手な人(自分の主観を入れてしまう人)は結果を出せない。
では、LP制作におけるリサーチとはどのようなものが有効なのか?
・見込み客と直接会い、ヒアリングする
・理想のターゲットに近い人と直接会い、ヒアリングする
・営業の同行、商談の同席させてもらう
・すでにお取引している会社さんをご紹介していただき、ヒアリングする
・YahooのリアルタイムやTwitterで検索してみる。
LP制作を受注した際には、上記のリサーチをできるならばやっておきたい。
競合他社のリサーチ
・競合のHPをくまなくチェックする
・競合のSNSをくまなくチェックする
・実際に商品を買ってみる
・商品を買った後の流れを見る(追加オファーはあるのか?どんなお知らせメールが届くのかなど)
・商品がお手元に届いた時の郵送物はどうなっているか?を写真撮って記録する
・商品の同梱物(チラシ、申し込みハガキ、会社概要の資料)を閲覧する
競合はどのようなものをいくらで販売しているのか?どのようなオファーをしているのか?をまとめてみる。
オファーの例)送料無料、今だけ30%オフ、特典として〇〇プレゼント、次回からのクーポン付き、返金保証付き、 など
競合がどのような値段でどのようなご提案をしているのか?を知らないと、魅力的なオファーは絶対にできない。
競合他社の強みと弱みを分析しよう。
クラウドファンディングをリサーチ
コピーを書くジャンルでクラウドファンディングを実施しているか調べる。
実際にお金が集まっている企画の文章や画像を見る。お金が集まっている企画は、投資のリターンやお礼の品が秀逸であることが多く、見ていて非常に参考になる。
以前、ビールサーバーのLPを制作した際に、クラウドファンディングで同じようなビール企画があり、非常に参考になった。
「Draft Top(ドラフトトップ)2.0 |日本規格ビールの缶オープナー」
https://kibidango.com/1312ー引用ーーーーーーーーーー
「ただそれだけで普段の缶ビールの「喉ごし」「香り」「飲みやすさ」が格段にアップ。」
「乾杯が楽しくなる」「ぐびぐび飲める」

<雑感>
・実際に飲んでいる姿がめちゃめちゃそそる。
・弊社が制作したLPでは、ビールの泡が溢れ出る動画を埋め込んでいたが、飲んでいる方が圧倒的に良いと思い、変更した。
・「香り」「喉ごし」「飲みやすさ」グビグビなどの擬音が素晴らしいのでLPに取り入れた。
そもそも、ビジネスにおける競合とは何か?
例えば、睡眠サプリメントの販売ページを制作すると仮定。
この時に競合とは何を指すのか?。
睡眠サプリを売っている競合サイトだけと考えるのは早計。
睡眠サプリを飲む目的は「睡眠の質を高めること」だとすると、以下の商品も競合となりうる。
1、睡眠サプリ
2、よく眠れる寝具(枕や掛け布団、マットなど)
3、病院で処方される薬
4、鼻呼吸改善テープ
5、食いしばり防止のマウスピース
6、アイマスク
7、アロマ
「よく眠れるようになる」周辺の商材が全て競合となる。睡眠サプリを飲む目的を「精神の安定」とより広く捉えるのであれば、もっと様々な商材が競合となるだろう。
競合を調べ尽くした上で、「いろいろありますが、やっぱり睡眠サプリが最も睡眠の質を上げられますよ」とご提案していく流れが一番綺麗。
サプリの競合との比較だけではなく、様々な視点から競合よりも優れていることを訴求しないといけない。
ここで忘れてはいけない視点は、ジャンルや商品ごとの競合リサーチをしながら、顧客の頭の中で「何と何を比べているのか?」を注意深くリサーチすること。
前述で、睡眠サプリを飲む目的は「睡眠の質を高めること」と捉えた時に7つの競合の存在を伝えた。
もちろん、顧客は7つの商材すべてを常に比較し検討しているわけではない。
「サプリと寝具」を比較する人もいれば、「サプリと寝具とアロマ」をそれぞれ比較し、どれを買おうか考えている人もいる。
リサーチをしながら、顧客の頭の中で、何と何を比較しているのか?を明らかにしないといけない。
例えば、顧客が比較しているものが数ある解決策の中で、「睡眠サプリと寝具」だと明らかにできたのであれば、
睡眠サプリが寝具よりも優れている理由を明らかにしていく必要がある。
リサーチは奥が深い・・・
リサーチの方法は無限にあるし、探せば探すほど色々な情報が出てくるため、大変になることも多い。
だが、他社はそこまでしっかり競合分析やリサーチをおこなっていないため少しやるだけで他社よりも優れたマーケティング設定やコピーを書くことができる。
実際にコピーを完成させるために必要な時間はリサーチに8割、ライティングに2割に費やされる。
・文章が書けない
・何を書いたら良いかわからない
・書いてみたけど、全然しっくりこない
・書いて広告を打ってみたけど反応がない
上記の場合は圧倒的にリサーチ不足であることを肝に銘じていこう。
以前、ダイエット系のサイトを作り上げようと必死で情報収集していき、痩せる方法を調べていた。
リサーチを重ねていくうちに、「体脂肪を落としたい」というニーズよりも、「そもそも食欲が沸かないようにしたい」「食べたい衝動に駆られる自分のメンタルをコントロールしたい」と思うニーズの方が多いことを知った。
体脂肪を抑える方法をまとめたサイトよりも、痩せるための自己啓発的なサイトの方がアクセス数がかせげる。
同じ痩せるという目的に達するまでのプロセスや根源的な欲求を把握しないと、ちょっとずつ大勢のニーズからずれていくことを知って欲しい。